本日、2018年 第8回「子育て大学」を柏の葉オープンイノベーションラボ KOILで開催いたしました。
キャップスクリニックでは、全国に調剤薬局を展開するクオール株式会社との共催により、地域にお住いのお子さんとそのご家族を対象にした医療・健康セミナー「子育て大学」を定期開催しています。
今回は当法人の管理栄養士・秋和圭介を講師として、「小児肥満」をテーマにした講義を行いました。
いまでこそ筋肉質な体型ですが、小学生の頃は体脂肪率30%超えと肥満に悩んでいたそうで、そのことが管理栄養士を目指した大きな理由になったそうです。
小児肥満になることで身体的なリスクが高まることはもちろん、心理的にもネガティブになったり、大人になってからも壮年期の死亡率が高まるなど、生涯にわたってリスクが継続します。
そのため、早めの肥満の解消が非常に重要となるのですが、小児肥満の解消は大人と違い、健康になりたい、スタイルを良くしたいといった、痩せるための自発的なモチベーションが薄いため、実行するのはかなり困難とのこと。
そこで、お子さんにとって適切な食事量を把握し、好き嫌いをなくすように工夫したり、おやつの量や質を考えるなど、ひとつひとつは当たり前のことですが、実行するにはご家族の理解と協力が何よりも大切ということでした。
講義の最後には、肥満解消のための工夫の一例として、コンニャク米(通常の白米に比べカロリーが2/3、食物繊維が10倍)の試食も行いました。少し固めのようですが、味に違いはないようで、来場していたお子さんが「美味しい!」と食べていたのが印象的でした。
一番大切なのは、最善の方法を押し付けるのではなく、今より少しでも改善していけるよう、バランスの良い方法を探していくこと。毎日のことだけに、無理なく楽しく取り組むことが重要とのことです。
次回、第9回は12月15日に開催します。
いよいよ今年最後の回となりますので、ご関心のある方はぜひご来場ください。
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